| 宿便とはズバリ、腸壁についた滞留便、老廃物です。
食物のかすは煙突のススのように次々と滞留し、宿便の状態となってしまうのです。これらヘドロ状の便を放っておいてもなかなか排出されません。宿便が増えると、腸内で毒素を発生、食べ物の消化吸収を妨げ、血液を汚し、結果としていろいろな病気(ガン細胞の異常増殖、動脈硬化・高血圧・心臓病・肝臓病・腎臓病・糖尿病といった成人病、便秘、肥満、肌荒れ・冷え性、アレルギー、肩こり、頭痛など)を引き起こします。
現代の肉・脂・糖類過多、カルシウム・繊維・運動不足という生活が、腸内から善玉菌を追い出し、悪玉菌を繁殖させた結果、腸の動きが弱まり滞留便がたまりやすい体質になってしまうのです。
今ある滞留便・宿便を取り、たまりにくい腸を作らねば!
このように、便秘をはじめ多くの病気の根本原因が宿便にあるのであれば、それを速やかに体外に排出すること、それこそが健康づくりに役立つことといえるでしょう。
誰でも持っている宿便!!
便は【宿便】の内側を通り抜けますから、毎日便通のある人でも案外【宿便】が滞っています。毎日お通じがあって健康な人でも2〜3kgは持っているといわれています。
宿便は肉食・野菜不足が原因だって!?
食べ物の中でも、宿便の原因となるのがタンパク質(肉類)、脂肪などです。糖質、タンパク質、脂肪の3大栄養素のうち、糖質の場合はたとえ過剰になってもグリコーゲンなどに姿を変えて肝臓に貯蔵されます。タンパク質は貯蔵されないので、分解の後尿素に合成して排泄するわけです。ところが、肉食で野菜不足になると、タンパク質の代謝が十分に行われず、小腸の絨毛の間に溜まりやすく腐敗し腸壁にタール状になってこびりつきます。
また、脂肪は胆のうから分泌される胆汁に含まれている胆汁酸によって乳化され、吸収されやすくなるのですが、胆汁不足になると完全に分解されないため、腸の自浄作用が弱いと腸絨毛にたまり宿便となります。
このように、小腸の絨毛や大腸壁にこびりついたタンパク質、脂肪の老廃物が宿便にほかなりません。
恐ろしいのは血の汚れ!?
小腸絨毛(じゅうもう)に宿便がたまり、大腸、直腸に古便や大便がたまると、食べたものの異常発酵による各種の毒素が腸のまわりの血管に吸収され、門脈を通って肝臓に送り込まれます
そのため、肝臓の機能が低下して血液が酸性化し、血液中の酵素活性がおとろえて悪血(おけつ)の原因となるのです。※悪血のオは やまいだれに於 とも書く。
また便秘のとき、頭痛、頭重、めまいなどがおこるのは、腸内での異常発酵による毒素の吸収がもたらす肝臓障害の症状です。イギリスの新聞・サンデータイムスによると、慢性の便秘が乳ガンの原因になっている可能性が大きいという事実が米国医学者の研究で判明しています。便秘している腸内の食物につくバクテリアが、普通の細胞をガン細胞に転換する物質を生み出すとのことです。
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